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アクセンチュア、50万人に生成AIトレーニング 業務変革とサービス高度化を加速

グローバルコンサルティング大手のアクセンチュアは、急速に高まる生成AI需要に対応するため、従業員約50万人に対して生成AIに関するトレーニングを実施した。ジュリー・スウィートCEOがBloomberg Televisionのインタビューで明らかにした。

スウィート氏によると、過去6カ月間で同社の生成AI関連収入は26億ドル(約3,770億円)に達し、初期の6カ月間に記録した3億ドルを大きく上回った。この成長は、オープンAIの「ChatGPT」登場(2022年)以降に加速したAI市場の変革を象徴しているという。

同氏は、「過去2年半にわたり、当社の提供サービス、クライアントとのやり取り、自社の業務運営に至るまで、生成AIの活用を推進してきた」とコメント。また、英国では従業員の3分の2が生成AIに関するトレーニングを完了したと説明した。

アクセンチュアでは現在、コンサルタントによるプレゼンテーション作成といった定型業務を生成AIに代替させる取り組みを進めており、スウィート氏は「AIの導入により、若手リーダーの学習機会を質・量ともに高めることができる」と述べている。

生成AIの導入により、プロフェッショナルサービス業界全体で若手社員の反復的業務の削減や高度業務へのシフトが進んでおり、アクセンチュアもその最前線を走っている。

引用元記事:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-11/SXMZR9DWLU6800