KPMG、監査プラットフォーム「KPMG Clara」にAIエージェント導入、監査業務を変革

KPMGインターナショナル(チェアマン:ビル・トーマス)は、監査プラットフォーム「KPMG Clara」にAIエージェントを導入し、全世界の監査プロフェッショナル約95,000人の業務効率と品質向上を目指す取り組みを発表しました。
新AIエージェント「KPMG Clara AI Agents」は、内部統制評価や財務諸表分析などのデータ集約型タスクを自律的に処理。文書化やレビュー、ナレッジ検索、情報要約を生成AIを活用して行うことで、監査人はリスクの高い業務に集中可能になります。便利なプロンプトライブラリも搭載し、必要情報へ迅速にアクセスできます。
有限責任あずさ監査法人(東京都新宿区)では、このAI機能を順次導入予定。今後、開示財務書類のチェックや監査ドキュメント作成支援、業務フローチャート自動生成などを追加し、監査業務の効率化と高品質化をさらに推進していきます。
KPMGはマイクロソフトとの提携拡大により、今後5年間で数十億ドル規模の投資を行い、AIを活用した監査プラットフォームの進化を加速させる方針です。
引用元記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP695661_R20C25A8000000/