りそな銀行、営業・コンサルAI「TAILOR WORKS」本格導入 提案業務を99%削減へ

りそな銀行は、株式会社テイラーワークス(東京・渋谷)が提供する営業・コンサル支援AI「TAILOR WORKS」を本格導入する。法人向け事業コンサルティングを高度化し、営業現場の提案力を底上げすることが狙いだ。
「TAILOR WORKS」は、事業リサーチ、課題分析、市場動向調査、提案書作成までを一貫支援するAIソリューション。顧客データや面談ログを解析し、企業のニーズや潜在課題を可視化する。テイラーワークスは2024年10月に同サービスの提供を開始しており、りそな銀行は2025年1月からPoC(概念実証)を実施した。
PoCの結果、提案作成に必要な作業時間が99%削減されるなど、業務効率化の効果が確認されたことから本格導入に踏み切った。従来、地域金融機関では顧客情報の収集・分析に多くの時間がかかり、提案内容が担当者の経験に依存しやすい課題があった。AIの活用により、顧客理解の精度を高め、組織全体のコンサルティング力向上を目指す。
導入後は、面談記録やヒアリングデータなどの一次情報をAIで解析し、顧客事業情報データベースへ自動統合。これにより、提案内容の質の向上に加え、協業アイデアの創出や連携先企業の提示など、多角的な支援が可能となる。
りそな銀行は、これまでも大手企業からスタートアップまで、幅広い企業とのビジネス共創に注力してきた。東大祐氏は「金融+で、未来をプラスに。」というビジョンのもと、金融の枠を超えた価値創造の重要性を強調している。AI導入により、地域企業への伴走支援をさらに強化したい考えだ。
テイラーワークスは、今回の取り組みを地域金融の課題解決と市場構造変革のモデルケースと位置づける。地域の中堅・中小企業が抱える多様な経営課題に対し、リアルタイムで適切な提案が行える環境を整備することで、地域経済の底上げにも寄与するとしている。
AI活用による営業支援・提案業務の高度化が、地域金融機関にどのような変革をもたらすのか。両社の取り組みに注目が集まる。
引用元記事:https://news.3rd-in.co.jp/article/405a4ece-d634-11f0-9a26-9ca3ba083d71



