NTT DXパートナーと百十四銀行、脱炭素コンサルティングサービスを共同提供 中四国企業のGX対応を支援

NTT DXパートナーは、百十四銀行と連携し、中・四国地域の中堅・中小企業を対象とした「114脱炭素コンサルティングサービス」の提供を6月から開始した。温室効果ガス(GHG)排出量の算定から削減施策の実行、サステナビリティ情報開示までを一貫して支援し、地域企業の脱炭素経営を後押しする。

近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが世界的に加速している。日本政府も2030年度までにGHG排出量を2013年度比で46%削減する目標を掲げているほか、2026年4月には「GX-ETS(日本版排出量取引制度)」の運用が始まった。こうした動きを背景に、大企業からサプライチェーン全体での排出量削減が求められるケースが増えており、その影響は中堅・中小企業にも広がっている。

一方で、多くの地域企業では脱炭素対応に必要な専門知識や人材、ノウハウが不足しており、具体的な取り組みを進めるうえで課題を抱えている。こうした状況を受け、地域企業との強固な取引基盤を持つ百十四銀行と、脱炭素経営支援の知見を持つNTT DXパートナーが協力し、実効性の高い支援体制を構築した。

新サービスは、「知る」「計る」「減らす」というカーボンマネジメントの基本サイクルに基づき、企業の脱炭素化を段階的に支援する。GHG排出量の算定・可視化を起点に、削減目標の策定、省エネルギー施策や再生可能エネルギー導入の検討・実行支援、さらにはサステナビリティ情報の開示支援までをワンストップで提供する。

百十四銀行は、地域企業へのコンサルティングを通じて培った経営課題への理解や顧客接点を活用し、企業ごとの課題整理や提案を担当する。一方、NTT DXパートナーは、脱炭素分野の専門知識やGX推進ノウハウを生かし、排出量算定や削減計画の策定、施策実行支援などを担う。

両社は今後、本サービスを通じて中・四国地域の企業による低炭素社会への移行を金融・非金融の両面から支援するとともに、地域経済の持続的な発展と脱炭素社会の実現に貢献していく方針だ。

 

引用元記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000038.000142312&g=prt