電通総研、企業独自の価値観を起点に未来戦略を支援する「未来望遠鏡」を提供開始

電通総研は、企業が長年培ってきた価値観や経営理念を基軸に将来の事業機会やリスクを分析するコンサルティング・システム構築サービス「未来望遠鏡」の提供を開始した。AIと人の対話を組み合わせることで、経営における意思決定の質とスピードの向上を支援する。
近年、企業を取り巻く事業環境の不確実性が高まる中、将来予測や外部環境分析の重要性は増している。一方で、多くの企業が同じ市場データや社会潮流を参考にすることで、競合と似通った戦略に収れんしてしまう課題も指摘されている。電通総研は、こうした状況に対し、企業固有の価値観や判断基準を軸に未来を捉え直すアプローチを提案する。
「未来望遠鏡」では、企業の歴史や文化、経営判断の基準などを分析し、それらを企業の“DNA”として定義。このDNAをレンズとして社会潮流や市場変化を読み解くことで、自社にとっての機会や脅威を整理し、独自性のある未来シナリオの策定を支援する。
サービスの特徴の一つが、企業固有の価値観を学習した「分人AI」の活用だ。財務や技術、人事など異なる専門領域の知見を反映した複数のAIが対話を行い、多角的な視点から経営課題や将来シナリオを検討する。これにより、経営層の思考の偏りや見落としを抑えながら、意思決定の精度向上を図る。
また、未来シナリオの策定にとどまらず、中長期戦略の立案や経営層の合意形成、実務への落とし込みまでを一貫して支援。さらに、企業が自ら継続的に戦略検討や経営判断を行えるよう、社内知見を活用したシステムの開発・実装もサポートする。
今後はPoC(概念実証)や個別案件の展開を進めるとともに、プラットフォーム化やSaaS化も視野に入れ、企業ごとの課題や成熟度に応じた活用モデルの高度化を進める方針だ。企業独自の価値観を競争力の源泉として活用し、変化の激しい時代における持続的な成長を支援していく。
引用元記事:https://news.nicovideo.jp/watch/nw19376175?news_ref=watch_60_nw19262658



