フォーティエンスとダッソー・システムズ、製造業のDX推進で提携 食品・製薬分野から展開

NTTデータグループのコンサルティング会社であるフォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)は、ダッソー・システムズとシステムインテグレーター&コンサルティングアライアンス契約を締結した。両社は、製造業が直面する需要変動や規制強化、品質管理の高度化といった課題に対応し、デジタル変革の推進を支援する。まずは食品・飲料・消費財業界およびライフサイエンス(製薬)業界を対象に展開を開始する。
製造業を取り巻く環境は近年大きく変化している。原材料価格の高騰やサプライチェーンの不安定化、AIやIoTなどの技術革新による競争激化に加え、消費者ニーズの多様化や市場変化のスピードが増している。また、環境・人権対応や情報開示義務の強化、品質管理の厳格化などにより、企業が管理すべき情報は急速に増加している。
特に食品・飲料、化粧品、製薬分野では、高度な品質管理やトレーサビリティの確保が求められており、研究開発から生産、販売までのデータをシームレスにつなぐデジタル基盤の整備が重要な経営課題となっている。
今回の提携では、フォーティエンスが持つ業界・業務に関する知見と、ダッソー・システムズの「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を中心としたソリューション群を組み合わせ、製造業のデジタル変革を支援する。現状課題の可視化から変革構想の策定、業務プロセスの見直し、システム導入、定着支援までを一貫して提供する。
3DEXPERIENCEプラットフォームの活用により、研究開発シミュレーションを単一の3D環境で実施できるため、製品開発から市場投入までのリードタイム短縮やコスト最適化が期待される。また、需要予測や生産、在庫、調達データを統合することでサプライチェーン全体を可視化し、需給バランスの最適化や供給リスクへの迅速な対応を可能にする。
さらに、部門横断でのデータ共有やプロセスの可視化によって、属人的なノウハウを形式知化し、生産性向上を支援する。研究開発からマーケティング、品質管理、トレーサビリティまでのデータを一元的に活用することで、意思決定の迅速化や市場変化への対応力向上にもつなげる。
役割分担としては、ダッソー・システムズが3DEXPERIENCEプラットフォームをはじめとする技術基盤を提供し、フォーティエンスが業界知見やコンサルティングノウハウを生かして、課題分析から構想策定、業務設計、導入・定着支援までを担う。
両社はまず食品・飲料・消費財およびライフサイエンス分野での導入を推進し、今後は対象業界を他の製造業へと順次拡大する計画だ。フォーティエンスは今回の提携を通じて、製造業の競争力強化と持続的な成長を支えるデジタル変革を支援していくとしている。
引用元記事:https://news.nicovideo.jp/watch/nw19405368?news_ref=watch_20_nw18819622



