KPMGジャパン、業務特化型生成AIを活用したAIエージェント開発支援サービスを開始

KPMGジャパンのメンバーファームであるKPMGコンサルティング株式会社と有限責任 あずさ監査法人は、企業の業務内容に最適化されたAIエージェントの開発を支援する新サービスの提供を開始した。生成AI技術の進化を背景に、「AIエージェント元年」ともされる2025年を見据えた戦略的な取り組みとなる。
■ 生成AI×業務知見で最適なAIエージェントを共創
新サービスでは、Small Language Model(SLM)などの最新技術を活用し、各企業の業務特性に即した生成AIベースのAIエージェントの開発・導入を支援する。KPMGは既に、SLMの構築に必要な計算資源を整備しており、社内文書の自動解析や、自然言語による対話型情報提供などのユースケースに対応可能だ。
■ 適用領域は金融・医療・製造など多岐にわたる
KPMGが想定する適用例には、以下のような業務が含まれる:
- 金融業務:融資稟議書のドラフト作成、金融犯罪対策、保険業務の効率化、顧客提案支援
- 経理業務:月次損益の予実分析、自動会計判定、連結子会社データの可視化、社内問い合わせ対応
- 医療分野:治験文書からの情報抽出、臨床試験計画のドラフト作成
- 製造業:FMEAに基づく故障モード分析、製造原価の算出支援
こうした業務特化型AIエージェントを導入することで、企業は従来のプロセスを大幅に効率化し、付加価値の高い業務へとシフトできる。
■ AI/DX戦略の策定から開発・運用までを一気通貫で支援
KPMGはAIエージェントの単なる実装にとどまらず、企業のAI/DX戦略の策定から運用体制の構築、ガバナンスの設計までを一気通貫で支援する体制を整えている。これにより、企業は自社のビジネス課題に即した形でAI技術を活用できるようになる。
引用元記事:https://aismiley.co.jp/ai_news/kpmg-japan-ai-agent/