フォーティエンスとMiro、SCM変革支援で協業 AI活用の新たな意思決定モデルを構築

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)は、ビジュアルコラボレーションプラットフォーム「Miro」を提供するMiroおよび日本法人のミロ・ジャパンと、サプライチェーンマネジメント(SCM)領域における業務変革支援で協業を開始した。両社は、AIと人の協働による新たな意思決定モデルの構築を通じて、企業のサプライチェーン変革を支援する。
近年、サプライチェーンを取り巻く環境は、需要変動の激化や地政学リスク、環境規制への対応、人手不足などを背景に不確実性が高まっている。一方、多くの企業では部門ごとに情報が分断され、同じデータを共有していても解釈や認識に差が生じることで、意思決定の遅れや調整コストの増加が課題となっている。
今回の協業では、フォーティエンスが培ってきたSCM改革やS&OP(販売・生産統合計画)、業務設計、意思決定高度化の知見と、Miroの可視化・共創機能を組み合わせる。Miroは文書や図版、動画など多様な情報をオンラインキャンバス上に集約し、AIによる要約や構造化機能を活用して議論や検討事項を整理できることが特徴だ。
両社は、S&OP会議や需給調整会議といった意思決定の場そのものを見直し、会議前の論点整理から会議中の対話・判断、会議後の決定事項や判断根拠の整理までを一体化した新たな業務モデルの共創を進める。ワークショップやプロトタイプ展開を通じて、企業ごとの課題に応じた実践的なSCM改革を支援する方針だ。
また、AIは意思決定を代替するのではなく、論点抽出やリスク・機会の可視化、前提条件の整理、検討すべき問いの提示などを担い、人の判断を支援する役割として活用される。これにより、組織内で共通認識を形成しながら、より本質的な議論や戦略的な意思決定に時間を振り向けられる体制づくりを目指す。
両社は今後、サプライチェーン上の課題や論点の可視化による意思決定の迅速化、部門横断での対話品質向上、会議準備や情報整理の効率化などを実現し、SCMを単なる調整業務から戦略的な経営機能へ進化させることを目指している。
引用元記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000099.000043765&g=prt



