Sakana AIと大和証券、ウェルスマネジメント向け提案支援AIの本番開発を開始

Sakana AIと大和証券は、ウェルスマネジメント領域における顧客提案業務を支援するAIプロダクトの本番開発を開始した。マーケット情報の収集・分析に関する技術検証の成果を活用し、コンサルティング業務の効率化と提案品質の向上を目指す。

両社は2025年9月に締結したパートナーシップ契約に基づき、マーケット情報の収集・分析をテーマとした技術検証を実施。Sakana AIの「AIサイエンティスト」や「AB-MCTS」などのAIエージェント技術を活用し、大和証券のコンサルティング業務への適用可能性を検証してきた。

検証では、情報収集から分析までを一貫して支援するAIエージェントシステムを構築し、各工程で業務効率化と分析高度化への有効性を確認した。品質や処理能力の面でも本番開発に移行できる技術基盤を整備したという。

また、利用者からのフィードバックを継続的に取り込み、AIの分析精度を改善する仕組みについても実現可能性を確認した。今後は、検証で構築した基盤を顧客への提案業務を支援するAIプロダクトへ発展させ、大和証券内で段階的に展開する。

本格導入により、担当者はマーケット情報の収集や整理に費やす時間を削減し、顧客との対話や提案内容の検討により多くの時間を充てられるようになることが期待される。顧客ごとの資産形成や運用ニーズに応じた情報提供を支援し、コンサルティング品質の向上につなげる狙いだ。

一方で、金融分野ではAIによる分析結果を人が確認し、提案内容の妥当性や説明責任を担保する運用が不可欠となる。両社は、AIの処理性能だけでなく、安全かつ継続的に活用できる運用・改善体制の構築も進めていく。

引用元記事:https://plus-web3.com/media/latestnews_1002_10202/