タナベコンサルティンググループ、米Actus Consulting Groupを子会社化

タナベコンサルティンググループは、米国ニューヨーク市に本社を置くActus Consulting Groupの株式を過半数取得し、子会社化すると発表した。2026年8月19日開催の取締役会で決議した。これに伴い、Actus Consulting Groupの子会社であるArtis New Yorkも同社グループに加わる。
Actus Consulting Groupは2002年創業。約25年にわたり、米国市場へ進出する1,000社以上の日本企業を対象に、人材採用、組織・人事、マーケティングなどのコンサルティングを提供してきた。ニューヨークを本社とし、ロサンゼルス、ダラス、シカゴ、デトロイトにも拠点を展開している。
主なサービスは、人材紹介やエグゼクティブ・マネージャー人材の紹介、人事制度設計、人事・労務アドバイザリー、人材育成・研修などの「人材採用・組織・人事コンサルティング」。加えて、市場調査・分析、米国市場進出支援、マーケティング・セールス戦略、ブランディング、DX戦略、展示会出展支援など、米国市場での事業拡大を支援するサービスも展開している。
タナベコンサルティンググループは、既存株主からの株式取得に加え、Actus Consulting Groupが実施する第三者割当増資を引き受ける。株式取得後の議決権ベースの所有割合は94.2%となり、連結子会社化する予定。Actus Consulting GroupがArtis New Yorkの株式を追加取得し、所有割合を89.1%とすることから、Artis New Yorkもタナベコンサルティンググループの子会社となる。
今回の資本業務提携では、Actus Consulting Groupが約25年間にわたり米国で築いてきた現地基盤、知見、ネットワークを取り込み、米国市場におけるグループのプレゼンスを強化する。
米国は日本企業にとって重要な海外市場であり、日本企業の対米直接投資残高は2025年末時点で126兆3,839億円と単一国では最大となっている。また、JETROの調査では、日本企業が今後事業拡大を図る国・地域として米国が4年連続で首位となっている。
タナベコンサルティンググループは、Actus Consulting Groupの現地ネットワークと、国内で培ってきた経営コンサルティングの知見を組み合わせ、日本企業の米国進出や現地事業の拡大を支援する。クロスボーダーM&A、海外向けデジタルマーケティング、海外向け従業員支援プログラム(EAP)、海外PR支援など、既存のグローバルサービスとの連携によるシナジーも見込む。
同社は中期経営計画「TCG Future Vision 2030」で掲げる「50,000社の中堅企業層を“世界のFirst Call Companyへ”唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」というビジョンの実現に向け、米国での経営支援体制を強化。日本企業の戦略策定から現地での経営オペレーションの実装まで、一気通貫で支援できるグローバルコンサルティング体制の構築を目指す。
引用元記事:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20260819522744/



