東京衡機、フィジカルAI関連事業で技術検証 デジタルツイン活用し2028年度の事業化目指す

東京衡機は、グループ会社の先端力学シミュレーション研究所(ASTOM)と連携し、フィジカルAI関連の新規事業に向けた技術検証とPoC(概念実証)の取り組みを開始する。生産工場ラインのデジタルツイン化や高速構造解析、コンサルティングの3テーマで検証を進め、顧客への価値提案を通じて有望な事業テーマを選定する。

ASTOMは2026年4月に「フィジカルシステム開発室」を新設し、フィジカルAIを活用した新規事業の立ち上げを進めている。今回の取り組みでは、ミニ試作や技術検証を通じて、デジタルツインプラットフォームと東京衡機グループが持つ構造解析や搬送技術などの組み合わせによる事業可能性を探る。

生産工場ラインのデジタルツイン化では、大型部材の搬送など工場ラインの挙動をデジタル空間上で再現し、生産技術分野での活用可能性を検証する。簡易高速構造解析では、高速・中精度の解析技術を検証し、従来はコスト面から解析が難しかった複雑・大規模な対象への展開を目指す。

コンサルティングでは、顧客の課題とデジタルツインの機能をマッチングし、プラットフォームの利用支援や顧客自身による開発支援、受託開発などのサービス化を検討する。製造業やエネルギー分野を中心に展開する考えだ。

2026年度は3テーマの技術検証と顧客への提案を行い、有望テーマを絞り込む。2027年度にPoCの実施と初期顧客の獲得、2028年度にはプロダクト化と複数顧客への展開による本格的な事業化を目指す。

引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000078688.html