バーチャレクス、伊藤ハム米久プラント柏工場にAI生産計画システム導入 計画業務の高度化を支援

バーチャレクスグループのバーチャレクス・コンサルティングは、伊藤ハム米久プラントの柏工場(千葉県柏市)に対し、最適化AIを搭載したクラウド型生産スケジューラ「TENKEI for 生産計画」の提供を開始した。生産計画業務の高度化を通じて、「食の安全」と生産効率向上の両立を支援する。
伊藤ハム米久プラントは、伊藤ハム、伊藤ハムデイリー、米久の東日本エリア生産部門を統合し、2023年4月に発足した食品製造会社。食肉加工品や調理加工食品、総菜類などを製造し、厳格な品質管理のもとで安全・安心な食品を供給している。今回導入した柏工場は、ハムやソーセージを中心とした製品の生産を担うグループの中核拠点の一つだ。
食品製造業では、商品の鮮度維持に向けた在庫管理と、生産ラインの稼働率向上を目的とした連続生産の実現という、相反する課題への対応が求められる。柏工場ではこれまで、熟練担当者が多くの制約条件を考慮しながら生産計画を立案していたが、計画業務の属人化や将来的な技能継承への懸念、市場環境の変化に対応できる柔軟な計画体制の整備が課題となっていた。
こうした課題を解決するため導入された「TENKEI for 生産計画」は、AIを活用して複雑な条件を考慮した生産計画を自動で立案する。製品ごとの賞味期限を考慮した在庫管理により鮮度維持と廃棄ロス削減を図るほか、同一規格商品の連続生産によって段取り替えの回数を減らし、生産ラインの稼働率向上を実現する。
また、中間品と完成品の製造タイミングを連動させることで仕掛在庫の滞留を抑制し、工場全体の生産フローを最適化する。さらに、季節変動や販促施策による需要変化にも柔軟に対応できる計画を策定し、欠品による機会損失と過剰在庫による廃棄ロスの双方を抑える効果が期待される。
バーチャレクスは今後、柏工場での運用定着を支援するとともに、データ活用を軸としたスマート工場化の推進を後押しする。AIによる計画業務の効率化を通じて、生産現場の負荷軽減や技能継承の課題解決、新たな付加価値創出につながる環境整備を目指す。
引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000000699.html



