企業のAI導入構想を最短1カ月で具体化、PwCコンサルが新支援サービス開始

PwCコンサルティング合同会社は、企業のAIトランスフォーメーション(AI活用による業務変革)を支援する新サービス「Future Ready Workflow Design」の提供を開始した。AIを前提とした将来の業務像の構想策定から、PoC(概念実証)、本格導入、効果創出・定着までを一貫して支援し、構想策定にかかる期間を従来の半分となる最短1カ月に短縮するという。

同サービスでは、従来コンサルタントが担ってきた現場ヒアリングの一部を、PwCコンサルティングが独自開発した業務効率化診断AIエージェントが担当。コンサルタントの業務整理・業務設計の知見と組み合わせることで、現状業務の可視化やAI適用領域の抽出、導入効果の初期仮説整理を効率化する。

サービスは「構想策定」「ツール設計・PoC」「実業務への導入支援」の3フェーズで構成される。最初の構想策定フェーズでは、AIエージェントが管理職から現場担当者まで幅広い関係者へのヒアリングを実施し、業務内容や必要スキル、作業時間、判断基準などを整理。これを基に、優先的にAIを導入すべき業務領域や最適な実装方法を明らかにし、ワークショップを通じて将来の業務モデルを具体化する。

続くツール設計・PoCフェーズでは、構想段階で整理した業務像を基に要件定義やシステム設計を実施。SaaSやパッケージソフトの活用、あるいはスクラッチ開発など最適な実装アプローチを検討し、優先度の高い領域からPoCを進めることで、導入効果や業務適合性を検証する。

本格導入フェーズでは、PoCの結果を踏まえて実際の業務へ展開し、システム実装から現場定着、効果創出までを継続的に支援する。構想策定時に収集した業務データを活用することで、検討段階と実装段階の分断を防ぎ、AI活用を一時的な実験に終わらせず、持続的な業務変革へとつなげる狙いだ。

生成AIをはじめとする技術の進展により、業務効率化や自動化への期待は高まる一方、多くの企業ではAI活用が個別業務にとどまり、全社的な変革につながっていないケースも少なくない。PwCコンサルティングは同サービスを通じて、AIを前提とした業務設計と迅速な導入を支援し、企業の競争力強化と持続的な成長に貢献するとしている。

 

引用元記事:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/2114160.html