テラスカイ、コンサルティング統括本部を新設 経営課題の特定からシステム実装・運用まで一気通貫で支援

株式会社テラスカイは、顧客企業の経営変革と事業基盤の強化を支援するため、「コンサルティング統括本部」を新設し、8月から本格的に事業を開始した。
新組織では、経営課題の特定から戦略策定、システム実装、運用までをEnd-to-Endで支援する。テラスカイが培ってきたクラウドに関する知見や技術力を活用し、確実なシステム稼働だけでなく、その先の事業成果の創出までを目指す。
戦略とシステム実装の分断を解消
テラスカイはこれまで、クラウド活用の提案からシステム開発、運用まで幅広い実績を積み重ねてきた。一方、IT戦略の策定段階で描かれた構想と、実際の経営課題や事業目的との間に乖離が生じ、開発やリリース後の運用で課題を抱えるケースもあったという。
こうした課題は同社に限らず、戦略策定などの上流工程とシステム構築などの下流工程が分断されてきた、ITプロジェクト全般における構造的な問題でもある。
新設したコンサルティング統括本部では、経営戦略の策定段階から顧客企業の事業に深く関与。経営課題の特定からシステム実装・運用までを一貫して支援し、テラスカイの技術力を組み合わせることで、持続的な企業変革の実現を目指す。
5つの柱でコンサルティング事業を展開
同社は、従来型コンサルティングにおける「高コスト構造」や「戦略と実装の乖離」といった課題の解消に向け、以下の5つを軸にサービスを展開する。
1.中堅・準大手企業に注力
IT人材の不足や企画立案のノウハウ不足などの課題を抱える中堅・準大手企業を主要顧客とし、企業の成長スピードに合わせた柔軟で実効性の高いコンサルティングを提供する。
2.マーケットイン型の戦略提案
顧客のビジネス環境や市場ニーズを起点にIT戦略を策定。マルチクラウドをはじめとするテクノロジーは手段として位置付け、経営構想の具現化からAIを活用した業務プロセス改革まで、事業成長につながる施策を提案する。
3.成功報酬型モデルの導入
コンサルティングによる成果を明確化するため、プロジェクトの達成度に応じた柔軟な報酬体系を導入する。例えば、ITコストの最適化によって実現した削減効果を、次のIT投資やガバナンス強化の原資として活用する仕組みなどを提案する。
4.BPaaSによる業務変革
提案にとどまらず、業務プロセスそのものをマネージドサービスとして提供するBPaaSを活用。顧客企業のリソース不足を解消するとともに、ランニングコストの最適化や事業規模に応じた柔軟な業務拡大を支援する。
5.独自エコシステムによる価値創出
テラスカイグループのSI事業や製品群を組み合わせ、戦略策定からシステム実装までを一貫して支援できる体制を構築。グループのエコシステムを生かし、支援のスピードと実効性を高める。
製造業でのIT変革にも活用
製造業向けの取り組みでは、市場環境の変化や顧客ニーズの多様化といった経営課題を起点に、必要となる業務プロセスとIT基盤を再定義するマーケットイン型のアプローチを実践した。
部門ごとに個別最適化されていたシステムを、市場変化に迅速に対応できる統合型プラットフォームへ再構築。さらに、BPaaSを活用して業務プロセスの標準化(Fit to Standard)を進め、柔軟かつ機動的な事業運営体制を実現した。
これによりITコストを適正化するとともに、創出した経営リソースをイノベーションやコアビジネスへ再配分することにつなげた。
テラスカイは今後、IT投資を「守りのコスト」から「攻めの競争力」へ転換し、顧客企業の企業価値向上を支援していく。
コンサルティング統括本部では、2031年度(FY31、会計期間:2030年3月~2031年2月)までに、年間単体売上高20億円以上の事業規模への成長を目標としている。
引用元記事:https://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000277_000009955/



