ソフトバンクとDatabricks（データブリックス）は、同社の「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」を活用し、企業のデータ・AI活用を支援する「データアドバイザリーサービス」の提供を2025年6月5日より開始した。

この新サービスは、単なるAIデータ基盤の提供にとどまらず、企業の自社データ利活用を実現するために必要な要件定義、ガバナンス策定、体制構築などの上流工程におけるコンサルティング支援を含む。企業は導入準備から統合データの戦略的活用まで、包括的な伴走型支援を受けることができるという。

活用される「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」は、顧客のデータと各業界・業種に適したAIモデルを組み合わせ、データ収集からAI活用までを一貫して支援するもの。ソフトバンクはこのプラットフォームを通じて、データとAIによる意思決定の高度化や経営課題の解決を支援する体制の構築を進める。

さらにソフトバンクは、今後このサービスを通じて、企業がより戦略的にデータとAIを活用できる環境の整備を支援する方針。あわせて、グループ会社のLINEヤフーが保有するビッグデータとの連携や、将来的にはOpenAIとソフトバンクグループが共同で開発・販売を進める企業向けAI「Cristal Intelligence（クリスタル・インテリジェンス）」との連携も視野に入れているという。

引用元記事：https://enterprisezine.jp/news/detail/22114