業界ニュース NEWS

サイバーエージェント<4751>、DXGとの事業提携を発表 ― 企業のDX・AI課題に対する経営支援を強化へ

サイバーエージェント<4751>は5月12日、インターネット広告事業において、企業変革に豊富な実績を持つ植野大輔氏が代表を務める経営コンサルティング会社「株式会社DXG」との事業提携を発表しました。

本提携を通じて、企業経営層やCXO層が抱えるデジタル変革(DX)およびAI領域の経営課題に対し、より実効性の高い支援体制を構築していきます。


■提携の背景

日本企業における競争力強化に向けて、DXやAI戦略の推進は不可欠とされており、同社の広告事業にも単なるマーケティング支援にとどまらず、企業経営全体に関わるデジタル・AI戦略の相談が寄せられています。

こうした背景のもと、サイバーエージェントが培ってきたデジタルサービスの開発・運用実績やAI技術の研究開発力と、DXGの持つ企業変革のノウハウを組み合わせることで、企業のDX・AI領域における課題解決に向けた包括的な経営支援を実現します。


■主な提携内容

今回の提携により、以下の4つの領域で連携を進めていきます。

① DX・AI領域における包括的な経営支援

全社的なDX戦略からAI活用、クリエイティブ、システム開発、グロース支援、組織構築(内製化)まで、幅広い支援を一気通貫で提供。従来型コンサルティングに比べ、柔軟なプロジェクト体制と自社開発技術を活かした実効性の高い支援が特徴です。

② 共同研究およびソリューション開発

経営におけるデジタル・AI活用に関する共同研究を進め、新たなビジネスモデルや競争力向上のためのソリューションを共創。特に、データ管理やUI/UX設計、BPO、組織構築といった分野で即時展開可能な体制を構築します。

③ 経営層向けの啓発活動

経営者・役員層に向けて、最新のAIやデジタル技術に関する情報や教育プログラムを提供。企業のデジタル・AIリテラシー向上を支援し、変革の意思決定を後押しします。

④ 戦略プロジェクト型人材の育成

生成AIの進展により求められる戦略的支援ニーズに対応するため、同社広告事業の社員を対象とした育成プログラムや実践型プロジェクトを実施。コンサルティングスキルやマネジメント力を習得し、企業課題に対応できる人材の育成を目指します。


本提携を通じて、クライアント企業のDX推進およびAI活用を加速し、日本企業の持続的成長と競争力強化に貢献していきます。


▼植野大輔氏について

植野氏は三菱商事、ローソン、BCGなどを経て、ファミリーマートではブランド統合や構造改革を主導し、ファミペイの立ち上げを成功に導くなど、企業変革における豊富な実績を有しています。現在は株式会社DXGの代表として、「最速の執行」をテーマに、企業の成長戦略と変革支援を行っています。


<株式会社DXG 会社概要>

  • 商号:株式会社DXG
  • 代表者:代表取締役CEO 植野大輔
  • 設立日:2024年11月1日
  • 所在地:東京都高輪
  • 事業内容:経営コンサルティング事業

引用元記事:https://gamebiz.jp/news/405476