KPMGコンサルティング、因果分析でマーケティング高度化 AIで施策効果を可視化・最適化

KPMGコンサルティング株式会社は、AIとデータサイエンスを活用した因果分析ツールを用い、企業のマーケティングデータから施策効果や因果構造を可視化・最適化するデジタルマーケティング高度化支援サービスの提供を開始した。

近年、マーケティングオートメーション(MA)の普及により顧客接点データの活用は進んでいるが、相関分析にとどまり施策と成果の因果関係を把握できない、あるいはデータの複雑化・サイロ化により有効な施策検証が困難といった課題が顕在化している。こうした状況では、効果の薄い施策が継続され、マーケティングコストの最適化が進まないケースも多い。

同社は、KPMGジャパンのデータ&テクノロジー領域の専門組織「アドバイザリーライトハウス」と連携し、因果探索と因果推論を統合した分析ツールを開発。企業が保有する顧客データや施策データから因果構造を抽出し、施策効果の定量評価までを一貫して支援する。

本サービスでは、AIが顧客行動や意思決定の要因をデータドリブンで特定し、施策と成果の関係性を可視化。例えば、メールマガジンの開封が購買に与える影響や、顧客属性・フォロー施策が解約率に与える影響などを分析し、最適なマーケティング施策の設計を支援する。

さらに、効果の高い施策シナリオの策定や、投資対効果の低い施策の削減による予算再配分を通じて、ROIやROAS、LTVの向上にも寄与する。

技術面では、複数の因果探索アルゴリズムを並列実行するアンサンブル手法により信頼性の高い因果関係を抽出し、因果グラフに基づく推論で平均因果効果(ATE)を算出。業務知見を反映した仮説構築にも対応し、実務に即した高度な分析を実現する。

同社は今後、企業のデータドリブン経営の高度化を支援し、マーケティング活動の効率化と成果最大化を後押ししていく。

引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000360.000088324.html