PwCコンサルティングとSAPジャパン、東京ガスに「RISE with SAP」導入支援 クラウドERPで経営基盤を再構築

PwCコンサルティング合同会社とSAPジャパン株式会社は、東京ガス株式会社の経理および資材・物流業務において、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核としたクラウドソリューション「RISE with SAP」の本稼働を開始したと発表した。PwCとSAPジャパンの支援のもと、東京ガスおよび東京ガスネットワークは、プロジェクト開始から2年で本稼働を実現し、業務の標準化と効率化を達成した。
「Fit to Standard」で業務とシステムのスリム化を実現
本プロジェクトでは、「Fit to Standard(標準機能への適合)」を基本方針とし、従来の複雑化した業務およびITシステムの抜本的見直しに取り組んだ。これにより、アドオン(独自開発機能)の削減や導入期間の短縮を実現。将来的な組織改編や制度変更にも柔軟に対応できる、持続性の高い経営基盤を構築した。
また、クラウドERPを導入したことで、SAPによる定期的な機能拡張や最新DXツールとの連携が可能となり、今後の業務高度化にもつながると期待されている。
中期経営計画に沿ったDXの実践的施策
今回の取り組みは、東京ガスが掲げる2023〜2025年度中期経営計画における「変化に強いしなやかな企業体質の実現」に沿ったDX推進施策の一環。業務プロセスのデジタル化とグループ経営の最適化を通じ、変化に強い企業体質づくりを加速する。
PwCとSAP、今後も共同で支援を継続
PwCコンサルティングとSAPジャパンは、SAPソリューション導入における豊富な実績と、エネルギー業界を含む多様な業界知見を活用し、今後もクライアントの課題解決と成長支援に向けたサービスを共同で提供していく方針だ。
引用元記事:https://www.afpbb.com/articles/-/3588307