ひらがな表記で記憶に残す──コンサルリンク、大阪メトロ御堂筋線でつり革広告を展開

コンサルティング事業を手がける株式会社コンサルリンクは、2025年12月から約1年間にわたり、大阪メトロ御堂筋線でつり革広告を展開する。広告では、企業名をあえてひらがな表記の「こんさるりんく」とし、事業内容やキャッチコピーを一切記載しない、異例のデザインを採用した。

御堂筋線は大阪の日常を象徴する主要路線であることから、同社は強い訴求や即時理解を狙うのではなく、「一瞬では分からないが、あとから思い出される存在感」を重視した。通勤や移動の中でふと目に入り、「これは何だろう」と立ち止まらせる“ひっかかり”を生むことを目的としている。

今回の広告では、説明を極力排し、企業名のみを掲出する構成とした。一般的な広告のように情報を詰め込まず、あえて正解を示さないことで、見る人それぞれの自由な解釈に委ねる狙いがある。広告らしさを排除したシンプルな表現が、逆に印象に残ることを期待しているという。

ひらがなフォントにも独自のこだわりを込めた。使用されている文字は、代表取締役の甥が手書きで描いたもので、不揃いで拙さも残る一方、人の温かみや親しみを感じさせる。「きれいさ」よりも「気になること」を重視し、完成度よりも人の気配を優先したデザインとした。

同社によると、今回の広告の目的は、自社を大きく見せたり、サービスを直接訴求したりすることではない。街の中に自然に存在し、通勤途中に目に留まり、数日後にふと思い出される──そうした緩やかな関係性を築くことを目指している。

つり革広告の掲出期間は、2025年12月20日から2026年12月19日まで。掲出車両や運行情報の詳細は非公開で、掲載スケジュールは変更となる場合があるとしている。

引用元記事:https://news.3rd-in.co.jp/article/5e03de8a-ea9e-11f0-868e-9ca3ba083d71