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TTS、十勝産素材を活用したOEMマッチングサイトを開設──地域食材による商品開発を支援

貿易実務やコンサルティングを手がけるTTS(本社:北海道帯広市、代表:橘 聡美氏)は、十勝産原材料を用いたOEM(相手先ブランド名製造)商品開発を支援するマッチングプラットフォームを立ち上げた。小ロット対応が可能な地域の食品事業者と利用希望者をつなぎ、地域経済への貢献を目指す。

橘氏は、十勝の中小食品事業者が抱える発信力や販路開拓の課題に着目。「良質な十勝産食材を使いたい」というニーズに応え、オリジナル商品の開発を後押しする場として、同社Webサイト内に本プラットフォームを2025年3月中旬に開設した。

同サイトでは、OEM対応可能な食品事業者が登録し、発注希望者が用途に応じてマッチングできる。発注形態は、特注品、既存商品のパッケージ変更、原材料指定など多岐にわたる。現在、「珈琲専科ヨシダ(倍煎茶)」「晴cafe(大豆グラノーラ)」「中田食品(豆腐プリン)」「木川商店(ユリ根コロッケ)」など、十勝管内の複数事業者が参画している。

仲介手数料は契約価格の2~3%に設定されており、橘氏は「企業の記念品やブライダルの引き出物、地域イベントなどへの活用を想定している」として、さらなる事業者登録を呼びかけている。

【問い合わせ先】TTS(TEL:0155-22-1444)

引用元記事:http://kyodoshi.com/article/23023