富士通、エージェント型AI前提の変革支援強化へ──コンサルティング人材1万人体制を目指す

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富士通は2025年6月26日にコンサルティング事業の戦略説明会を開催した。2024年2月に立ち上げたコンサルティング事業ブランド「Uvance Wayfinders」を軸に、エージェント型AI(人工知能)を活用した企業・組織の変革支援を進める方針を示した。
説明会で、富士通の三原哲・Global Technology Practiceヘッド兼Managing Partner(Uvance Wayfinders)は「従来の人間操作を前提とした業務にAIを適用するのではなく、エージェント型AIを前提とした新たな業務へ変革する必要がある」と強調。さらに、AIに最適化したITアーキテクチャへの移行が重要であり、業務とITを一体化した変革を推進すると述べた。
事業強化の一環として、富士通は人材採用を積極的に行っている。これまでに事業会社やSaaS企業、コンサルティング企業の経験者を日本や米国で採用し、金融や製造業など業界知識と技術力を兼ね備えた人材の確保に注力している。
また、富士通は2025年度末までにコンサルティングスキルを持つ人材を1万人規模に増やす目標を掲げている。大西俊介・執行役員副社長CRO(最高収益責任者)は「事業拡大には外部採用だけでなく、社内人材のリスキリングも不可欠」と述べた。
引用元記事:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02645/