アクセンチュア、AI人材育成のアイデミーをTOBで完全子会社化へ 生成AI時代のリスキリング強化

アクセンチュアは8月14日、AI人材育成支援などを手がけるアイデミー(東京都千代田区)を買収するため、公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。生成AI関連のリスキリングサービスを強化するのが狙いで、普通株式1株あたり1450円で買い付ける。
買い付け対象は全普通株式と新株予約権で、期間は8月15日から9月29日まで。TOB成立後はアイデミーを完全子会社化する方針だ。応募しなかった株式や新株予約権についても、応募者と同額の金銭を交付するとしている。
アイデミーは取締役会でTOBに賛同し、株主や新株予約権の保有者に応募を推奨。同社代表で筆頭株主の石川聡彦氏とアクセンチュアとの間で応募契約も締結済みだ。
アクセンチュアは今回の買収について、「生成AIを含む先端デジタル技術を活用し、企業の全社的な変革を支えるために不可欠な人材リスキリング・スキルアップサービスをさらに強化する」と説明している。
2014年設立のアイデミーは、2023年に東京証券取引所グロース市場へ上場。法人向けにAI・DX人材育成やAIシステム開発を提供するほか、個人向けにAIやデータ分析分野のリスキリングサービスを展開している。
引用元記事:https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2508/14/news101.html