船井総研HD、アパレルウェブを完全子会社化 「デジタル×総合経営コンサルティング」の推進を加速

船井総研ホールディングスはこのほど、デジタルマーケティング事業などを展開する株式会社アパレルウェブの全株式を取得し、同社を完全子会社化したと発表した。両社の強みを融合することで、グループビジョンとして掲げる「デジタル×総合経営コンサルティング」のさらなる強化を図る。
同グループは、「2023–2025 中期経営計画」において、中堅・中小企業を対象としたデジタルと経営コンサルティングの融合を成長戦略の柱に位置づけている。その中でも、WebマーケティングやEC支援を含むデジタルソリューションの拡充は重要な施策とされ、今回のアパレルウェブのグループ参画はこの戦略の一環となる。
アパレルウェブは2000年創業。アパレル業界に特化し、Webサイトやアプリの制作、データ分析、オウンドメディア構築、SNS運用、越境EC支援などを手がけるデジタルマーケティング企業。変化の激しいファッション業界で豊富な実績と専門性を培ってきた。
今回の完全子会社化により、船井総研グループはアパレルウェブの持つ深い業界知見や高度なマーケティングノウハウを取り込み、Webマーケティング領域を大幅に強化。両社の顧客基盤やノウハウを融合させることで、業界横断的により付加価値の高いコンサルティングサービスを提供することを目指す。
グループシナジーとしては、以下の展開が期待されている:
- 両社の顧客への相互紹介や共同提案による新規案件の創出
- 経営戦略からデジタル実行支援までを一貫して提供するソリューションの開発
- アパレルウェブの保有するデータやプラットフォームを活用したデータドリブンマーケティングの強化
- グループ全体でのデジタル人材の育成とナレッジ共有の推進
アパレルウェブは今後、船井総研グループの幅広いコンサルティングリソースを活用し、従来のデジタル支援に加えて、経営戦略、人材育成、組織開発などの領域でも、より包括的な支援を展開していく方針だ。
一方、船井総研ホールディングスは、アパレルウェブのグループ化によって、アパレル業界向けのコンサルティングを強化するとともに、グループ全体のDX推進をさらに加速し、デジタル領域のサービスラインナップ拡充を目指す。
引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/5d8f5c735ba8c3a31019110328a9e2355bb03d72