株式会社リコーと株式会社ライズ・コンサルティング・グループ、AX推進へ合弁会社設立で基本合意

株式会社リコー(社長執行役員:大山晃)と、AI・デジタル領域に強みを持つ株式会社ライズ・コンサルティング・グループ(代表取締役社長COO:松岡竜大)は、企業の経営課題解決を目的に、AX(AIトランスフォーメーション)の実現を支援する合弁会社の設立に向けた基本合意書を締結した。設立は2026年6月を予定している。


■両社の強みを融合し、AXを一気通貫で支援

新会社では、リコーが有する顧客基盤やAI基盤技術、AIソリューション提供力と、ライズ・コンサルティング・グループの戦略立案から実装・活用までを担うコンサルティング力を融合。企業ごとに最適なAI導入と定着を包括的に支援する。

近年、生成AIへの関心が高まる一方で、「どの業務にどう適用すれば効果が出るのか分からない」「人材確保や開発負担が大きい」「導入後に成果が出ない」といった課題が顕在化している。両社はこうした実装・定着の壁を乗り越える伴走型支援を強化する。


■リコーのAI基盤と実績

リコーは1980年代からAI開発に取り組み、画像認識AIを活用した外観検査や振動モニタリングなど製造分野への適用を推進してきた。2021年以降は自然言語処理を活用した「仕事のAI」を展開し、文書解析や顧客の声(VOC)分析を通じた業務効率化を支援している。

2023年3月には独自の大規模言語モデル(LLM)を発表。その後も700億パラメータ規模で日英中3言語対応、オンプレミス環境で導入可能なLLMを開発するなど、企業ニーズに応じた基盤整備を進めてきた。独自のモデルマージ技術(特許出願中)により、用途や環境に最適化したプライベートLLMを低コスト・短納期で提供可能としている。

また、音声認識AIや音声対話型AIエージェントの研究開発も進めている。


■AXを“構想”から“定着”へ

合弁会社では、リコーの大企業・中堅企業向けAIソリューションと、ライズ・コンサルティング・グループの個別戦略策定・実装支援を組み合わせ、戦略から現場実装、定着までを一気通貫で支援する体制を構築する。

リコー コーポレート上席執行役員 リコーデジタルサービスBU プレジデントの入佐孝宏氏は、「AXを構想にとどめず、実装・定着まで支援する重要なマイルストーン」と位置づける。松岡竜大氏も「生成AIを企業の真の競争力へ昇華させる」とコメントしている。

両社は、企業内のデータや知識の活用を起点に、AIを“導入する”だけでなく“使いこなす”ための支援を強化し、日本企業の競争力向上と持続的な価値創造を目指す。

引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000058161.html