PwCコンサルティング、生成AIと脳科学を融合した新サービス開始 “思考停止”を防ぎ共進化を支援

PwCコンサルティングは、生成AIの利用が人間の脳機能に与える影響を分析し、最適な活用環境の構築を支援するコンサルティングサービスの提供を開始した。スマートフォンやパソコンのカメラによる表情解析技術を活用し脳の状態を推定、生成AIへの過度な依存による思考力や創造性の低下リスクを抑えつつ、人とAIが共進化する業務プロセスの実現を目指す。
生成AIは業務効率化に寄与する一方、使い方によっては批判的思考や創造的プロセスをAIに委ねる「認知的オフロード」を招く可能性が指摘されている。同社は、京都大学経営管理大学院の國分圭介特定准教授との共同研究を通じ、受動的なAI利用が脳の実行機能を担う領域の活動を低下させる一方、AIを対等なパートナーとして活用することで創造性に関わる脳領域が活性化する可能性を確認した。
サービスでは、パナソニック ホールディングスとBHQが開発した脳状態推定Webアプリ「クイックBHQドック」を活用し、思考や行動の傾向を可視化。これにPwCの脳科学およびAI領域の知見を組み合わせ、企業ごとに最適な生成AI活用を設計する。
具体的には、①生成AI活用状況と脳の状態を可視化する「アセスメント」、②神経科学に基づきAIとの最適な関係性や業務フローを設計する「最適化支援」、③データに基づき継続的に改善を行う「モニタリング」の3段階で提供。プロンプト設計の高度化やマインドセット変革も含め、人とAIの協働を前提とした業務変革を後押しする。
PwCコンサルティングは、生成AI導入による負の側面を抑制しつつ、働く人の創造性を高める新たなアプローチとして、本サービスの展開を進める考えだ。
引用元記事:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1815890



