フォーティエンス、生成AIで見積査定・価格交渉を高度化 調達業務の脱属人化を支援

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)は6月4日、生成AIを活用した「見積査定・価格交渉高度化支援サービス」の提供を開始した。調達購買分野で培った業界横断の知見と、企業のベテラン担当者が持つ査定ノウハウを生成AIに組み込むことで、見積価格の妥当性や交渉余地を可視化し、査定業務の品質向上と脱属人化を実現する。
近年、企業の調達購買部門では、人材不足やサプライチェーンの不安定化に加え、BCP対応やサステナビリティ調達など新たな業務への対応が求められている。一方、見積査定や価格交渉は、サプライヤーごとに異なる見積書様式や、分散した過去実績・市況データを基に判断する必要があり、多くの企業でベテラン担当者の経験や勘に依存しているのが実情だ。
同サービスでは、企業ごとの業務フローや課題をヒアリングした上で要件定義を実施。見積査定や価格交渉に必要な観点をあらかじめ組み込んだ生成AIプロンプトを活用し、PoC(概念実証)を通じて効果を検証する。その後、運用ルールの整備や現場への定着支援までを一貫して行い、企業の成熟度に応じた最適なAI活用を後押しする。
機能面では、AI-OCRを活用してサプライヤーごとに形式の異なる見積書をデータ化し、自動的に統一フォーマットへ変換。複数社の見積情報を一覧比較できる資料や査定資料も自動生成することで、情報収集や転記作業を効率化し、資料作成工数の削減を図る。
さらに、ユーザー企業のベテラン担当者が持つ実務知見に加え、フォーティエンスがさまざまな業界の調達改革支援を通じて蓄積してきたノウハウを査定ロジックとして構造化。人件費上昇を考慮した適正価格の試算やコストドライバー分析など、複雑な判断基準を生成AIに反映することで、「なぜこの価格が妥当なのか」「どこに交渉余地があるのか」を説明可能な形で提示する。
これにより、経験の浅い担当者でもベテランと同等水準の査定や価格交渉を行える環境を整備し、業務品質の平準化と組織全体の調達力向上につなげる考えだ。
引用元記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000101.000043765&g=prt



