デロイト トーマツ、生成AI活用の従業員エンゲージメント支援ツール「Engagement Agent」を提供開始

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、デロイト トーマツ)は10月1日、生成AIを活用した従業員エンゲージメント向上支援ツール「Engagement Agent」の提供開始を発表しました。対象は従業員100名~5万人規模の組織です。
「Engagement Agent」は、デロイト トーマツが蓄積してきた従業員エンゲージメント向上に関する知見やコンサルティング手法を組み込んだ生成AIツールです。組織が実施する従業員エンゲージメント調査の結果をAIが分析し、課題の特定から施策提案までを行います。
具体的には、調査のローデータを入力すると、以下の分析が自動で行われます:
エンゲージメントスコアの算出
設問ごとのスコア分析と課題の抽出
エンゲージメント向上に影響する要素(キードライバー)の特定
課題と施策案の提示
分析結果はWeb上で確認可能です。従来は調査結果の分析から施策案作成まで1カ月以上かかるケースもありましたが、「Engagement Agent」では約30分で出力が完了するため、施策検討や実行により多くの工数を割くことが可能となります。
さらに将来的には、自由記述設問のAI分析や、エンゲージメントの高さに応じた回答傾向の分析など、機能の拡充も予定されています。利用料金は、調査対象者数や利用期間に応じた個別見積もりとなります。
本ツールにより、従業員エンゲージメント向上への取り組みを効率化し、組織の成長を後押しすることが期待されます。
引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/085e9ce927f6881bee32c2b98d5e28ac87004b6a