三菱総合研究所(MRI)、AIファースト支援コンサルティングを展開

三菱総合研究所(MRI)は、企業のAI活用をPoC(概念実証)段階にとどめず、業務や組織の変革・定着までを一貫して支援する「AIファースト支援コンサルティング」を提供している。


■背景:「PoC疲れ」と定着しないAI活用

生成AIの進展により企業のAI導入は活発化しているが、

  • PoC止まりで本格展開に至らない「PoC疲れ」

  • ChatGPTなどの個人タスクレベル活用に限定

  • 業務プロセスへの適用・定着が進まない

  • 基盤・データ・ルールなどの環境未整備

といった課題が顕在化している。

MRIは、多くの業務が「人が主役、技術は補助」という思想で設計され、レガシーシステムに依存している点を構造的な原因と分析。人とAIの協働を前提に業務・組織を再設計する「AIファースト」企業への転換を支援する。


■「AIファースト」実現に向けた4つのアプローチ

1.ユースケース探索・具体化

  • 業務課題を棚卸し

  • 技術実現性と期待効果を評価

  • 優先順位付けと全体ロードマップ策定

  • AIツールを構築し業務に仮適用

  • AI前提の新業務フロー設計

単発PoCではなく、全社展開を見据えた戦略的設計を行う。


2.システム基盤構築・データ整備

  • AI活用前提のシステムアーキテクチャ設計・構築

  • 開発・運用環境や連携方式の整備

  • 業務マニュアルや過去文書など個社特有データの構造化

  • 秘匿情報を扱うローカルLLM環境構築にも対応

AI活用を前提とした基盤整備を並行して進める。


3.ルール・ガバナンス体制整備

  • リスク管理

  • 権限設計

  • 品質担保

  • 継続導入を支える全社ガバナンス構築

AIを“安全に使う”仕組みを整備し、持続可能な活用を可能にする。


4.定着促進伴走

  • KPI設定とモニタリング体制構築

  • トレーニング・スキル育成

  • 成果が継続的に積み上がる運用設計

AI活用を一過性の取り組みに終わらせず、現場に根付かせる伴走支援を行う。


■目指す姿:AIを前提に再設計された企業

MRIは、まず「AIで何を・どこまで自動化/高度化するか」を定義し、それを起点に業務や組織を再構築することが重要だとする。

ユースケースを起点に基盤・データ・ルールを全社へ拡張し、企業活動のパフォーマンスを最大化する「AIファースト企業」への転換を支援することで、生産性向上と競争力強化を実現する。

引用元記事:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/2089804.html