OpenAI、BCGやマッキンゼーなど大手コンサルと提携 企業向けAI導入を加速

OpenAIは2026年2月23日、企業向けAI導入を拡大するため、Boston Consulting Group(BCG)、McKinsey & CompanyAccentureCapgeminiといった大手コンサルティング会社と複数年の提携を締結したと発表した。

この提携は、企業がAIを既存システムに統合し、業務プロセスを再設計することを支援するもの。OpenAIのエンジニアと各社のコンサルタントが連携し、AIエージェントなどを企業内に大規模に展開できるようにする。

マッキンゼーのシニアパートナーであるBen Ellencweig氏は「OpenAIとの協業により、企業がAIからより大きな価値を引き出す支援能力を高められる」とコメントしている。

AI開発企業によるコンサルティング会社との連携は、法人市場の獲得をめぐる競争の激化を示している。OpenAIの競合であるAnthropicも企業向け市場を重視しており、2025年12月にはアクセンチュアと提携し、AI導入を試験段階から本格運用へ移行する支援を開始した。さらに同年にはDeloitteとも契約し、同社のグローバルネットワークでAIモデル「Claude」を活用できるようにしている。

AIベンダーがコンサルティング会社と連携する背景には、製品の普及や企業からの信頼性を高める狙いがある。一方でコンサルティング会社側も、AI主導の市場で競争力を維持するため、ビジネスモデルの変革を進めている。

例えばマッキンゼーでは、約4万人の社員に加えAIエージェントの活用が進んでおり、業務の約40%が分析やAI関連分野に関わるという。またBCGでも約3万3000人の従業員のうち約90%がAIを利用しているとされる。

ただし、コンサルタントの間では、生成AIツールが企業業務に完全に組み込まれるまでにはまだ課題も残るとの指摘もある。元マッキンゼーのパートナーであるMina Alaghband氏は、AIツールは有用な場面もある一方で、企業利用には安全性や品質面で改善の余地があると述べている。

引用元記事:https://www.businessinsider.jp/article/cdb60b86-fce2-46cf-8a43-77aa88b59b34/