TCS、ポルシェ傘下の自動車コンサル会社MHPを約590億円で買収

タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は、ポルシェAG傘下で自動車・産業分野のコンサルティングを手がけるMHPを3億2,000万ユーロ(約590億円)で買収することで合意した。併せて、ポルシェから5年間で12億5,000万ユーロ(約2,300億円)規模のIT近代化契約を獲得した。

買収予定のMHPは1996年設立で、ドイツを中心にルーマニア、英国、米国、インド、メキシコなどに拠点を展開。従業員は4,500人以上で、自動車・産業分野を中心に300社以上の顧客を抱える。自動車向けコンサルティングに加え、デジタルエンジニアリングやITサービス、ソフトウェア開発などを手がけている。

今回の買収によりTCSは、MHPが持つ自動車業界の専門知識や欧州の顧客基盤を取り込み、AI、ソフトウェア、データを活用した自動車分野のデジタル変革支援を強化する。

一方、ポルシェとのIT契約では、エンジニアリング、製造、オペレーション、顧客体験など幅広い領域でITインフラの近代化を進める。TCSはポルシェの各事業部門にAI基盤を展開するとともに、自動車技術やソフトウェア開発に関するサービスを提供する。

MHPは買収後も既存ブランドを維持し、独立したコンサルティング会社として事業を継続する予定。ポルシェはMHPをTCSに譲渡することで、中核となる自動車事業への集中を進める。

TCSにとってMHPの買収は、2025年10月のListEngage MidCo、同年12月のCoastal Cloudに続く大型買収となる。AIやソフトウェアが自動車産業の競争力を左右する中、専門的な自動車技術と欧州での事業基盤を取り込むことで、同分野におけるグローバルなAI・デジタル変革支援の拡大につなげる。

引用元記事:https://finance.biggo.jp/news/56838fbb-e262-4204-a55e-0a732740895d