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SHIFT、ライズ・コンサルティング・グループに出資76億円で33%を取得、持分法適用会社化へ

株式会社SHIFT(本社:東京都港区)は2025年4月4日、総合コンサルティング企業である株式会社ライズ・コンサルティング・グループ(東証グロース市場上場)の株式33%を、約76億円で取得することを発表した。5月上旬をめどに株式を取得し、ライズを持分法適用会社とする。

本出資を通じて両社は、顧客紹介やコンサルティング人材の教育といった領域での連携を進め、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の案件拡大を図る方針。ライズは、企業の戦略策定からシステム基盤の再構築、組織改革までを一気通貫で支援するコンサルティングサービスを展開しており、2024年2月期の連結売上収益は61億円を計上している(国際会計基準)。

IT業界では近年、システム導入による業務効率化にとどまらず、経営課題の解決や構造改革までを視野に入れたDX支援のニーズが高まっている。SHIFTは、ソフトウエアの開発・テストを中心に事業を展開する一方で、高度人材の採用も強化中。今回、総合コンサルティングで実績を持つライズとの協業体制を構築することで、顧客の多様化するDXニーズに対応する体制を強化する。

引用元記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC04B4V0U5A400C2000000/