SMFG、スタートアップ支援を次の段階へ 「SMBC Edge」で投資と事業開発を一体化

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が、リスクマネーの供給を通じたスタートアップ支援を本格化させている。2025年9月、子会社のSMBCベンチャーキャピタル・マネジメントを改称し、投資と事業開発を一体で手がける新組織「SMBC Edge」として再出発した。
SMBC Edgeでは、150億円規模の自己資金ファンドを立ち上げ、スタートアップへの出資に加え、事業開発や成長支援を組み合わせた取り組みを進める。単なる金融投資にとどまらず、事業面まで踏み込む点が特徴だ。
メガバンクによるスタートアップ支援は、これまでもベンチャーデットや傘下VCを通じた投資など、さまざまな形で行われてきた。一方、SMBC Edgeが掲げるのは、「VCよりも、もう一段階踏み込んだ支援」。資金提供だけでなく、事業成長の実行フェーズまで伴走する姿勢を打ち出している。
背景には、スタートアップを取り巻く環境の変化がある。IPOまでの期間は長期化し、資金調達環境も厳しさを増している。かつての勢いは落ち着き、業界全体には停滞感も漂う。ただし、スタートアップが産業のゲームチェンジャーとなる可能性は依然として大きい。成長を適切に後押しできれば、産業全体の活性化につながり、その果実は金融機関の本業にも還元される──SMFGはそうした中長期視点で取り組む。
「独立系VCが2013〜14年ごろから牽引してきたスタートアップブームは、日本経済に大きな貢献をしてきました。ただ、日本経済が次のステップへ進むためのキープレーヤーは、大企業だと感じています」
こう語るのは、SMBC Edge企画部長の石澤卓也氏。三井住友銀行で2011年以降、外部ファンド投資やグループ全体のスタートアップ関連施策を担当し、長年にわたりスタートアップ支援の最前線に携わってきた。
SMBC Edgeは、スタートアップと大企業、金融をつなぐ結節点として、これまでの枠組みを超えた支援モデルの構築を目指す。メガバンクが本腰を入れて「次の成長の担い手」に向き合う姿勢は、日本のスタートアップエコシステムに新たな局面をもたらしそうだ。
引用元記事:https://www.businessinsider.jp/article/2601-smbc-edge/



